ミシン綴じとトレぺ二重表紙の本を作った

オレンジ工房さんのWinter中綴じステッチセットで作った本の備忘録です。

装丁

A5変形(正方形)　32ページ
表紙：トレーシングペーパー74㎏
　　　ミランダスノーホワイト 130㎏
遊び紙：シープスキン
本文：モンテルキア　81.5kg
　　　単色刷り　サックスブルー（ブライトカラー）
綴じ糸：水色、紫
印刷：オレンジ工房

使用フォント

表紙：筑紫B丸ゴシック、Rabbits April
本文：筑紫アンティークS明朝、筑紫A丸ゴシック

組版

正方形　148×148mm、塗り足しなし
1行35字×1P22行
フォントサイズ：9.5pt
行間：6.0pt
余白序：上下17mm、ノド・小口14mm
使用ソフト：縦式

www.orangekoubou.com

　予告を見た時から絶対にこのセットで本を作りたい！と思っていたオレンジ工房さんの冬の期間限定セットです。
　白印刷のトレペ（デザイン6種）と特殊紙の二重表紙、正方形裁断、ミシン綴じ、本文単色刷りが1冊で叶うのすごい……。ものすごくかわいく仕上がりました！
　本文も装丁（トレペ印刷のデザイン「雪と足跡」）に合わせた内容で執筆しました。　

　表紙、遊び紙、本文用紙と刷り色も全て雪をイメージして選びました。
　表紙のミランダは濃い青の部分でも控えめながらキラキラが残ってくれて綺麗。ミシン綴じの『Onnela』の表紙にも使ったばかりですが、内容と装丁にも合っているし、印刷する色の濃淡による違いも見比べられて良かったです。
　遊び紙のシープスキンと本文用紙のモンテルキアは、白色と柔らかい手触りが降り積もった雪のイメージです。モンテルキアは小説本文に使うにはちょっと白いかな…とも思うのですが、短めのお話なので許容範囲かな？

　装丁、デザインやデータ作成の部分では夏頃に作ったミシン綴じの2冊の経験を活かせたので新しいチャレンジはあまりなかったものの、今年1年の同人活動の集大成のような1冊になったかな〜と思います。